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  • 2007.07.28 Saturday
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業界こぼれ話 結婚式でのスクープ映像


カメラは決定的瞬間も捉える・・・

制作・演出 松本こうどう

今日は、「知り合いの結婚式に行く」という友人が偶然数人いた。だから「大安」なのだろうと思っていたが、カレンダーを見たら「仏滅」であった。

「仏滅」の結婚式の話ではないが、結婚式と言えば忘れられない出来事がある。以前にアメリカであった知り合いの結婚式でのことである。

日本人の知り合い二人がロスアンゼルスで式を挙げた。ロスアンゼルス在住の二人である。当時、フロリダに住んでいた私も式に呼ばれた。日本からも多数の業界関係者が式に参加した。

ロスアンゼルスの南にある海岸の丘。その丘の上にある教会で式は行なわれた。とても美しい教会である。日本の芸能人も良く式を挙げることで有名な教会である。

式の当日は天気が良かった。晴天の下、式の開始を待つ間に日本から来た招待客である業界関係者と雑談をする。どういうわけか待ち時間が長い。美しい庭の芝生の上で立ち話の雑談を続けて式の開始を待つ。

待ち時間が長いせいか、数人の日本人との雑談もネタが切れてきた。そこで誰かが仲間内の噂話を始めた。もちろん式には参加していない仲間の噂話である。するとまた誰かがほかの仲間の噂話を始める。

海外にいると何故か誰もが口が軽くなる。みんなから取っておきのゴシップネタが次々と出てくる。別に悪口ではないが、こういうのは他人が聞くと「誰々の悪口を言っていた」になる。だから、他の日本人がそばを通ると声をヒソめるか話をやめる。日本人が立ち去るとまた始める。

そんな事を続けていたら、式の様子を撮影するビデオカメラを持ったアメリカ人女性がやってきた。このアメリカ人女性はどうやら地元のビデオ制作会社の人の様である。彼女には我々が式の前に和やかに友人の結婚を喜ぶ会話を交わしているように見えたに違いない。我々の様子も撮影し始めた。しかし、このアメリカ人女性は日本語がわからないようであるから、そばに来ても構わず会話を続ける。

さて、式も無事に終わり楽しいひとときは終わった。冒頭で「結婚式と言えば忘れられない出来事がある」と書いたが実際には何事も起らなかった。というか後日になって起った事が、実は式の当日に起っていた事であった。

式から一ヶ月半ほどしたある日、私のフロリダの自宅に式の様子を撮影したビデオが送られてきた。式の当日にビデオ撮影をした会社が編集を行い、あらかじめもらっていたリストの招待客にビデオを直接送るサービスがあるらしい。差出人はロスアンゼルスのビデオ会社になっている。

さっそくビデオを観る。ビデオには冒頭のオープニングの後、式の前の様子が映っている。たくさんの招待客が美しい教会の庭で歓談している。みんな楽しそうである。そこに突然、我々が雑談していた件の様子を撮影したシーンが出てきた。

雑談をしている我々全員が映っている。「あっ」と息をのむ私。そこには、はっきりとした音声で実名入りの他人の噂話を次々と話す我々の姿がアップで映っていた。大変なシーンである。言い逃れが出来ない決定的なスクープ映像である。

普通なら音声を変えて顔にモザイクをかけるか、実名を言っている部分に「ピー」と信号音を入れなきゃならないシーンである。いや、本来ならすべてカットすべきシーンである。だが、編集したのがアメリカ人だったから我々の会話内容がわからなかったらしい。

日本人がそばに来ると会話が聞こえないようにしていたが、アメリカ人が持っていたビデオカメラまでは気がまわらなかった。カメラマンのアメリカ人が日本語がわからなくてもカメラは事実をきちんと捉える。ウカツであった。

早速、式を挙げた知り合いに電話をした。だがその時点ではもう時すでに遅く、100人近くいた招待客全員にそのビデオテープは送られたあとであった。とんだ失敗談である。

この噂話をした日本人たちとは、それぞれその後に何度も仕事で会っているが、何故か誰もこの結婚式での出来事については語ろうとはしない。

コピーライト2006 松本こうどう

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  • 2007.07.28 Saturday
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