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  • 2007.07.28 Saturday
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演出ノート 「思わず笑ってしまう」面白いヤツ


そこら辺を歩いている人が結構面白かったりする・・・

制作・演出 松本こうどう

学生などのシロウト制作のコントビデオを観て思った。

ショートコントなどのお笑い映像に脇役で出ている若者たちに面白そうなのがいる。彼らや彼女らは自分達だけでは漫才やコントなどのステージに上がったり、テレビに出てやってみると言ったタイプではないそうである。

あくまでも脇役で他の芸人のサポートとして面白いことをやっている。だが、ビデオの中では自然と笑いの主役を演じている。それがビデオの中にさり気なく写っている。思わず笑ってしまう。これだと思った。

番組やイベントなんかで面白いヤツを募集しても、こちらが探している逸材が中々集まらないことが多い。自分で笑いを取りたくて応募してくる新人芸人は、やる気や気力は充分にある。根性もあり、テンションも高いから少々つまらないネタでも結構ウケたりする。だが、それだけでは日常にある笑いのツボとは違うから、「思わず笑ってしまう」という事がない。そういう笑いにはあまり出会わない。

だが、思わず笑ってしまう芸というのは意外なところにあるようだ。例えば、ビデオの中で主役の芸人が交差点の信号待ちで何かヘンな事をやっている。それを通行人役の脇役が何のリアクションもなしで日常的な顔で無視している。見えているのだが、あくまでも普通の顔で「無視して」見ている。この一瞬のツボが面白い。通行人役がヘンな顔をしたり、大げさなリアクションをするよりかずっと面白い。

これは主役のネタで脇役の演技が笑いを取っている瞬間である。思わず笑ってしまう瞬間である。これは主役のネタが面白くなければ面白くないほどウケる瞬間の芸でもある。

こういう笑いの脇役をやれる芸人?は舞台の主役ではないから自分達からは出てこない。自分だけで笑いを取るタイプではない。だけど笑いには必要な要素を持った面白いヤツである。こういう面白いヤツをオチャマメでもいっぱい見てみたいが、中々出てきてくれない。

そこで思うのだが、こういう思わず笑ってします面白いヤツが脇役として登場するビデオを主役の芸人と一緒に作り、オチャマメで上映してみてはいかがだろうか。ステージに上がるのはイヤでもビデオなら出ても良いという面白いヤツをオチャマメではたくさん紹介したい。ステージに上がる根性などはいらない。ビデオに出て「思わす笑ってしまう」笑いを取るセンスがあれば良い。

実はこの方法をこの間のオチャマメで試してみた。出演の漫才の二人が脇役たちと作ったビデオを上映したすぐあとに主役の漫才ライブをやった。残念なことに観客の少ない公演日だったが場内のウケは良かった。

主役もライブとしてオチャマメに出演せずに、作ったビデオの上映だけでも良い。ビデオ上映だけで良いから、是非とも多彩な「面白いヤツ」の「思わす笑ってしまう」笑いを見せてもらいたい。

「思わず笑ってしまう面白いヤツ」に期待している。

注: 「オチャマメ」 とは、テレビ局プロデューサー、ディレクター、 放送作家等と組んで定期的に開催しているライブショー。

コピーライト2006 松本こうどう

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  • 2007.07.28 Saturday
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